温泉は日本が世界に誇れる文化

あつあつのご飯にあつあつの御御御付けと漬物、それだけでも十分にごちそうだけど、そこに魚の干物があれば、あぁ、日本人として生まれて本当によかったと思う。ダウンタウンの番組を見て心から笑っているとき、あぁ、日本人として生まれて本当によかったと思う。ジブリ映画を見て泣いているときもやっぱり、あぁ、日本人として生まれて本当によかったと思う。（ジブリは海外でも有名だからこの場合は当てはまらないかもしれないけど、千と千尋なんかは日本人でなければ理解できない文化だから、やはり日本人でよかったと思うのだ。）

日本の火山とマグマ｜地質を学ぶ、地球を知る｜産総研地質調査総合センター / Geological Survey of Japan, AIST

だけどやっぱり一番、あぁ、日本人として生まれて本当によかったと思えるのは、温泉に入って、「はーーっっ」とため息をついたときではないだろうか。日々の禊を落としてその土地に眠る温泉成分が体に染みわたっていく感覚、きっと外国に生まれていたら一生味わえなかったかもしれない。そう、温泉は日本が世界に誇れる文化のうちの大きな一つだ。

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外国にも温泉がないわけじゃないけれど、温泉大国の日本にかなう国などないだろう。どこかの国で、サウナでかいた自分の汗で汚れを洗い流すなんてところがあったけど、その後に温泉に入ればさらに最高なのに…温泉という文化を輸出できたら、きっとこの国の人たちは喜ぶだろうなと思ったことを覚えている。

観光地・景勝地 - 庄内浜情報館

昔英会話の講師だったアメリカ人のブランドンが、温泉の意味がわからないと話していたことがあった。彼は暑がりなので、お湯に長く入っていることが苦痛なのだそうだ。それを聞いて、小さい頃から湯船に浸かることに慣れていて本当によかったと思った。露天風呂に入ってぼーっとしているときが、きっと一生で一番煩悩が払い落されている時間ではないかと、大げさでなく思うからだ。やっぱり日本人に生まれてよかった…とつくづく思うのだった。